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「カミングアウト・レターズ」が、教えてくれる事。

カミングアウトレターゲイやレズビアンといった、セクシャルマイノリティーに生まれた私達にとって、「カミングアウト」というのは、誰もが避けては通れないもの。

太郎次郎社エディタスから発売された、著書「カミングアウト・レターズ」は、LGBT必読本とも言えます。

なぜなら、この本はあなたのカミングアウト観を変えてしまう可能性があるから。

  1. 読むべき人は、どんな人?
  2. どんな本?
  3. この本の何が素晴らしいかって?
  4. カミングアウト観が変わるって、マジですか?

「カミングアウト・レターズ」読むべき人は、こんな人

カミングアウト 本

①わざわざ、そんなプライベートなこと言わなくても良くない?と思っている人

よくこういうこと言う人いますよね、「なんで、自分の恋愛とか性っていうプライベートな話を、わざわざ人にする必要があるわけ?カミングアウトなんてする必要ないじゃん」って。でも、この本は教えてくれます。恋愛話は、決してプライベートな話ではないということを。

②カミングアウトしたいけど、どうしても勇気が出ない人

カミングアウトは誰だって緊張します。隠してきた本当の自分の姿を、相手に見せるのだから仕方ありません。でもこの本を読むと、色んな人のカミングアウト談が読めませ。それだけでも勇気づけられます。「仲間はたくさんいるんだ、大丈夫」そんな風に思えてくるんです。

③カミングアウトしたけど、その後の相手との関係がギクシャクしてる人

勇気を出してカミングアウトしたけど、上手くいかなかった。全員が全員受け入れてくれるわけじゃないことは、分かる。でも、辛い。悲しい。だけど、よくよく思い出してみると、自分でさえ「自分がセクシャルマイノリティーだという事実」を受け入れるのに時間かかりませんでしたか?

だからカミングアウトを受け入れる方も、時間がかかる場合もあります。知識が無く誤解している人だって大勢います。そんな時どうすればいいのか、それもこの本は教えてくれるんです。

「カミングアウト・レターズ」の詳細・あらすじ

カミングアウト 手紙

タイトル カミングアウト・レターズ
編集者 RYOJI+砂川秀樹
出版社 太郎次郎社エディタス
値段 1,700円(税別)

著書「カミングアウト・レターズ」は、以下の構成で一冊になっています。

  • 7組の、リアルで濃厚な手紙のやり取り(親子5組、生徒と教師2組)
  • とあるカミングアウトストーリー2話
  • 同性愛者の子供を持つ親達の、興味深い座談会
  • 編集者(RYOJI+砂川秀樹)による解説

日常生活の中で、他人のカミングアウト話をじっくりと聞ける機会は、そうそうありません。しかも、この本はそれだけじゃなく、カミングアウトを受けた側の気持ちも同時に聞く事ができてしまう。その部分だけでも、この本は読む価値アリ。

内訳は、ゲイのカミングアウト7件、レズのカミングアウト2件。それぞれの関係性においても、全部バラエティに富んでいます。読んでいくうちに、「なんて格好良いこと言うマザーなんだ!」って興奮したり、「分かるよ分かるよ」ってカミングアウト側の気持ちに共感したり。正直、私は何回か涙してしまいました。。そのくらいリアルで、胸が熱くなってしまいます。

それから座談会。これに参加してる親達は、基本的に子供がLGBTだって受け入れてる人達ばかりなのですが、中にはまだ、受け入れられていない親もいて。色んな親がいるよな〜って思います。でも私は個人的には、理解ある親の「理解度」にビックリしました。こんなにサポートしてくれる親がいるんだな…と。

それから、編集者による解説が、読み応えバツグンです。解説だけでも、本当面白い!

「カミングアウト・レターズ」は、押し付けがましくない

カミングアウト 注意点

カミングアウトすべきだ!」「ゲイならレズなら、カミングアウトしなければならない!」この本は、そんな風には迫ってきません。

優しく、色んな話を聞かせてくれる、そんな雰囲気です。

しかも、カミングアウトをする前のチェックポイントまで教えてくれたりしあmす。例えば、

  • 関係が微妙な親子関係だったら、カミングアウトする前に、日頃からコミュニケーションを深めて、じっくりと話ができる状態にしてからカミングアウトした方が良い
  • カミングアウトは一度しただけでは終わらない

などなど。ふむふむって頷きながら読めます。

「カミングアウト・レターズ」を読んだら、カミングアウト観が変わる

カミングアウトとは、大切な人との絆を結び直す行為であり、自分自身を受けとめるためのプロセスでもある。「カミングアウト・レターズ」を読み終えると、あなたも大切な人にカミングアウトしたくなるかもしれません。

レズキャッチ著者は、近日中に両親にカミングアウトする予定。この本を読んで背中を押された感、否めません。

そして、カミングアウトが上手くいかなかったら、この本を両親に渡してこようと思ってます。

作り物の小説とは違う、ドキュメンタリー。LGBT必読本。

※追記:両親へのカミングアウト、無事に上手くいきました。詳しくはコチラの記事へ。

      2016/11/09

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