南 和行さんの「同性婚ー私たち弁護士夫夫です」という本を、読みました。
タイトルの「弁護士夫夫」という言葉から分かるように、著者の南 和行さんと、彼のパートナーの吉田 昌史さんは、二人揃って弁護士!
ということで、二人の事務所には、「同性カップル」からの法律相談も多いそうです。
この本を読めば、
・その中でも、一番多い悩みは何か
といった、日本の同性カップルの、リアルな悩みを知ることができるんじゃないかなぁということで、手にとってみました!
目次
同性カップルから、多くの悩み相談を受ける事務所
南 和行さんと、吉田 昌史さんの2人は、大阪で「なんもり法律事務所」という、弁護士事務所を経営されています。
ふたりとものゲイの弁護士夫夫事務所なんて、なかなか他には聞いたことありませんよね。
この本には、二人の出会いから、結婚に至るまでのストーリーがまず紹介されています。
弁護士になるまでの道のりだったり、母親との関係だったり、グッと引き込まれて読んでしまいました。。
最近は、二人の姿を追った「愛と法」という映画も、上映されてますよね。
さてさて、そんな彼らの元に舞い込んでくる、同性愛者からの、たくさんの相談。
一体、どのような悩み相談が多いのでしょうか?
同性カップルから、どんな悩み相談を受けているか
本書に書かれていたものを、挙げていきましょう。
同性カップル間の「トラブル」に関する相談
・カップル解消後の精算の悩み
・相続の悩み
・不動産の取得に関する悩み
・生命保険の契約に関する悩み
こういった悩みの相談が、多いとのこと。
やっぱり、財産絡みの問題が多いですねー。
同性カップルからの悩み相談で一番多いのは、相続
で、中でも一番多いのは、「相続」に関する悩みとのこと。
やっぱり、何と言っても、相続問題って複雑ですもんね。
「財産を、受け取れるのか、受け取れないのか」っていう側面だけじゃなくて、「相続税」っていう税金の側面もあったりして、ややこしいですよね。
実は私も、相続に関する仕事を、1年半ほどしていたんですが、
「同性カップルは、相続に関しては、ガチで対策してないとヤバい」ということを、痛いほど思い知らされてました。
実際に、相談が一番多いってことは、やっぱりそれだけリアルに困っている同性カップルが多いってことですよね。
同性カップルの悩み、実際みんな対策してる?
じゃあ実際自分も対策をとっているのかということですが、、
私は、まだ何もしていません。。
というのも、守るべきほどの財産がまだないから…笑
でも、このまま同性婚ができない状態が長く続くようなら、いずれ対策しないといけないですよね。
それがどのタイミングなのかってのを、最近考えているんですけど、これを見定めるのも、なかなか難しい。。
何か起こってからでは遅いってのは、分かってはいるものの、同性婚ができるようになれば解決する問題ばかりなので、「もうちょっと様子を見よう」ってなってます。
同じように考えている、同性カップル、きっと多いんじゃないでしょうか。
とはいえ、まだ対策はしないにしても、どんな問題が起こり得るかは、今から知っておいた方が良いですよ!
こちらの記事も、参考に↓
同性カップルの悩みが分かる『同性婚、私たち弁護士夫夫です』
ちなみに、この「同性婚、私たち弁護士夫夫です」という本には、同性愛者からの法律相談に関してだけではなく、
「結婚、家族ってなんだろう」という、同性婚を考える上での、根本的な話も詳しく書かれています。
そちらに関しても興味があれば、ぜひ手にとってみてください!