そんな風に思うことってありません?
結論から言ってしまうと、ギリシャにある「レスボス島」が、名前の由来です。
maLuco
ということで、このページでは、名前がついた背景など、迫ってみたいと思います。
レズビアンのみんなは、ぜひ読んでみてください!
サッポーという女性詩人が、キッカケだった
ギリシャのレスボス島には、サッポーという女性詩人が、住んでいました。
彼女は、「女性に対する愛の詩」をたくさん残しました。
なので、サッポーは、レズビアン(もしくはバイセクシャル)だったと、言われています。
一方、レスボス島の住民は、レズビアン(lesbian)と言われていました。
アメリカ人のこと、アメリカンって言いますよね、それと同じ感じで。
で、どうやら、サッポーは、有名な詩人だったようで、
いつの間にやら、
て感じで繋がっちゃったわけです。
ということで、「レスボス島の住民」のことを指す名称でしかなかった「レズビアン(lesbian)」という言葉が、具体的なキッカケが何だったかは分かりませんが、いつの間にやら、女性同性愛者を指す言葉になっちゃった、ということです。
正直、ちょっと安直すぎますよね…笑
近場のトルコあたりの人たちが、友達の女性同性愛者の人に、「君、”レズビアン”だね(サッポーと同じだね)」とか言い始めたんですかね。。
レスボス島の一部の住民は、おかんむり
さて、そういうわけで、「レズビアン」という名称は、レスボス島の住民のものだったわけで、
一部の住民は、名前を勝手に使うなよ!って、怒ります。
レズビアンの私からしたら嫌がらないで…って切ない気持ちになっちゃいますが、
まあ、怒る気持ちも分からなくもありません。
2008年、レスボス島の住民3人は、「ギリシャ・ゲイ・レズビアン連合」という団体に対して、裁判を起こしました。
「レズビアン」って、名前を消してくれ!と訴えたわけですね。
行動力が、スゴいです。
でも、結局、棄却されちゃいました。
この話からも分かるように、レスボス島で、レズビアンの観光客はあまりウェルカムじゃないという話もあったり。
(行ったことないんで、本当かどうかは分からないけど)
レスボス島って、どこにある?
そんなレスボス島ですが、どこにあるかご存知ですか?
こんな感じで、エーゲ海の中にあります。
トルコのすぐ近くですが、ギリシャの領土。
島の形は、こんな感じ↓
レスボス島の主都「ミティリーニ」は、この辺り↓
時間がある人は、是非ストリートビューで、街の散策してみてください。
昔ながらの、ヨーロピアンな小洒落た街並み(下町感あり)を楽しめます。
レスボス島の難民問題
ご存知の方もいるかもしれませんが、実は、レスボス島は、難民問題を抱えています。
詳しくは、こちらの動画をご覧ください↓
動画を見るの面倒という方のために、要約しますと、
2015-2016年、60万人以上の難民が、レスボス島にやって来ました。
なぜかというと、先ほど載せた地図を見てもわかるように、ヨーロッパの入り口として、ちょうど良い場所に位置しているから。
それから3年経った今でも、難民たちはやって来ているそうで、環境はどんどん悪化し、住民も難民も疲れ切っている状態だそうです。
「レズビアン」の言葉の由来になっている島が、今そういう状況になっているというのは、胸にズシリとくるものがありますね。。
まとめ
以上、レズビアンの名前の由来と、レスボス島の現状などを、紹介してきました。
それにしても、サッポーも、自分がこんな後世にまでつながる言葉のキッカケになるなんて、想像もしてなかったハズ。
言葉って、面白いです。
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