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同性婚の裁判を傍聴して、法律を変えるって本当に大変なことなんだなと感じた【国の対応にガッカリ】

同性婚 裁判 傍聴

みなさんご存知の通り、2019年2月に、複数の同性カップルが、

「同性カップルが結婚できないのって、憲法に違反してるんじゃないの?」

と、国を訴える裁判を起こしました。

そして2019年7月8日、東京訴訟の「第2回口頭弁論」が東京地方裁判所で行われるということで、傍聴してきました。

裁判を傍聴するなんて、ほぼ初めて。

どんな議論が交わされるのか?

と、非常に楽しみにしていたのですが、、、、国側の対応に心底ガッカリしたとともに、法律を変えていくって、本当に大変なことなんだと改めて痛感しました。

ということで、第2回口頭弁論がどんな感じだったのか、また、個人的に感じた感想など、書いていきます。

なぜ、同性婚裁判の傍聴に行ったのか

東京地方裁判所

まず、なぜ、同性婚裁判の傍聴に行ったのか?

これはシンプルに、私自身が同性愛者だからです。

私は、同性同士だからといって愛する人と結婚できない、今の日本の法律は間違っていると考えています。

今回の裁判は、そんな私の想いを代弁してくれている裁判。

私は原告ではないけれど、間接的に私の裁判でもある、と。

そんな裁判が、どんな風に進んでいくのか、この目で確かめてみたかったのです。

裁判の傍聴って、誰でもできるの?

ちなみにですが、裁判の傍聴は、誰でもできます。

お金もかかりません。

身分証を提示する、といった行為も必要ありません(荷物検査はある)

ただ、傍聴席には限りがあるので、人数が多い場合、抽選となります。

今回も、多くの人が集まっていたため、抽選がありました。

90人近くの人が来ていたのですが、法廷に入ることができたのは、78人。

裁判 傍聴 整理券

開廷時間の20分前までに裁判所に行くと、こういった↑整理券が配られます。

運よく当たると、

同性婚 裁判 傍聴

こういった傍聴券をもらうことができ、傍聴することができます。

東京訴訟の、第2回口頭弁論はこんな感じだった

同性婚 裁判 口頭弁論

開廷時間ギリギリに法廷に入ると、原告、被告が既にスタンバイしていて、独特な緊張感がありました。

原告側は20〜30人くらい、被告側(国)は、6人くらい。

時間になると、全員起立して、裁判官たちを迎え入れます。

今回の口頭弁論は、原告側が出した訴状に対する国の反論について、議論を交わす、という場でした。

具体的にどういった国の反論があったかというと、

例えば、原告側の「婚姻の自由の侵害がある」という主張に対して、国側は、

  • 憲法24条1項(婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない)の「両性」という文言は、男女を表すことは明らかであって、憲法は当事者双方の性別が同一である場合に婚姻を成立させることを、想定していない
  • すなわち、憲法24条1項は、同性婚について異性間の婚姻と同程度に保障しなければならないことを命じるものではない。したがって同性婚を認めていない民法、戸籍法の規定は、憲法24条1項に違反するものではない。

こういった反論をしていました。

今回、この「想定していない」というのがキーフレーズでした。

この反論に対し、原告側は、

「想定していない」とはどういうことなのか?
同性婚を禁止しているのか、禁止していないということなのか?

といった質問を、国側に投げかけました。

しかし、国側は、ほとんどまともに答えず、「想定していない」の一点張り。

原告側もあらゆる角度から、何らかの回答を引き出そうと試みていましたが、国側は、のらりくらりと交わします。顔色1つ変えずに。

maLuco

なんだかまるで、国会の答弁を見ている気持ちでした…

さすがに原告側も、

不誠実だ!

と、法廷で怒っていました。

傍聴席側からも、苦笑がもれまくり。

ブーイングが起きても、おかしくないムード。

私も、怒りがふつふつと湧いてきて思わず「異議あり!」って叫びたくなりましたが、、、そんなことは許されないので、ただ静かに拳を握るのみ。

同性婚 司法

たしかに、法律を作ったタイミングで同性愛者の存在を「想定していなかった」というのは、理解できます。

昔は、同性愛者の存在が見えづらかったのかもしれない。

でも、今は違いますよね、どう考えても存在していることは明らかになっています。

だからこそ、法律を変えていこうという話をしているわけで。

なのに、想定していないから、という回答だけを言いつづけるのは、意味がわかりませんでした。

そして、悔しかった。

弁護士の方々、原告の方々が、一生懸命準備してきたであろうこの日を、国側が茶番のように終わらせたことに、腹が立って仕方なかったです。

当日どんなやりとりがあったか、さらに詳しく知りたい方は、こちらの報告会の映像をご覧ください↓

今回、そんな国側の態度を目の当たりにして、これはこの先長くなりそうだな…と痛感。

法律を変えていくって、すごく大変なことなんだな、と。

どうして国側は、真っ向から闘おうとしているのか?

法務省

しかし、私が、不思議に感じて仕方なかったのが、

どうして国側は、真っ向から闘おうとしているのか?

という点。

「同性愛者は、一定数いる」という認識は世界的に広がってきていて、その流れに国が抗ってもどうしようもないレベルにまできているのに、どうして抗うのか?

maLuco

頑張って抵抗するより、「間違ってました、直します」ってなった方が、国側からしても裁判を早く終わらせられるわけだし、ラクな気がするんです。不思議でしょうがない…

しかし、ひとりで考えていてもよくわからなかったので、知り合いの弁護士に聞いてみました。

疑問に思ったことをぶつけてみると、

弁護士

まあ、先延ばしにしてるんだろうね。自分たちが作った法律を、そんな簡単には変えるわけにはいかないよ。簡単に、間違いを認めるわけない。

とのことでした。

シンプルな話でしたね。

しかし、そうなると原告側も闘い方をあれこれ考えていかなきゃいけないわけで、大変ですよね…。

まとめ:同性婚裁判を傍聴してみて

東京地方裁判所 傍聴

一回傍聴しただけですが、法律を変えるって本当大変なことなんだなとつくづく分かりました。。

しかし、先ほど掲載した報告集会の映像の中で、

中川弁護士が、

7月8日を忘れないようにしましょう。こんな議論が通じるはずはありません。世界は変わっています。
(中略)
裁判ってのは、山あり谷ありです。勝てるんです、私たちは勝てるんです。こんな矛盾してることは乗り越えられます。

と述べている通り、この裁判は、勝てる裁判だと私も信じてます。

とはいえ、裁判は1つの手段でしかありません。

司法に頼るだけではなく、選挙だったり、自分たち一人一人でもやれることはあるので、そういったところで個人も行動していく必要があります。

maLuco

そうしないと、同性婚実現がまだまだ先の話になってしまう…

やれることやっていきましょう。