行政書士の資格が、あなたの役に立たないかもしれない理由

行政書士 役に立たない

お悩み

何か資格とりたくて、ちょっと行政書士が気になってるんだけど…行政書士の資格って、どうなんだろう?
「取っても意味ない」っていうネガティブな意見をネットで見たんだけど、実際役に立たないの?

そんな疑問にお答えします。

まず、「もしあなたが行政書士の仕事をやってみたい」と考えているなら、もちろん役に立ちます。資格を取る意味はあります。
というか資格を取らないと、そもそも行政書士の仕事はできないわけで。

一方、行政書士の仕事に興味があるというより、

  • 何か資格が欲しい…
  • 転職に有利かもしれない…

そんな風に考えて、行政書士の資格取得を検討している人もいるかもしれません。

で、そういった人にとっては、どうなのかというと、

正直ほぼ役に立たないと私は思います。

なぜか?

この記事では、その理由を解説していきます。

MEMO
ちなみに私は独学で行政書士の資格を取得し、そのおかげで都内の士業法人にて働いていた経験があります。なので、資格を取って役に立った側の人間です。しかしだからと言って、全員の役に立つとは考えられず、筆をとりました。

なぜ行政書士の資格は役に立たない?

行政書士 役に立たない理由

ではさっそくですが、行政書士が役に立たない理由を考えてみましょう。

資格なんて、あればあるだけ良い気もしますよね。

一体なぜ役に立たないのでしょうか?

まず比較として、例えば「TOEIC」といった英語の資格を考えてみましょう。

もしTOEICで、ある程度の高得点をとれば、「英語ができる」という印象を与えることができますよね。
その結果、転職なので有利に働きます。

なので、仕事で実際に英語を使うことがないとしても、資格をとる(高得点をとる)ことに意味が生まれます。

しかし、行政書士はどうでしょうか。

就職に有利に働くことは考えづらい

行政書士 役に立たない 就職

結論、行政書士の資格が、就職や転職に有利に働く可能性はかなり低いです。

行政書士の資格を持っている立場で、これを言うのは正直ちょっと切ないのですが…笑
しかし、これが真実かと。

冷静に理由を考えていきましょう。

行政書士事務所は、募集が少ない

まず、行政書士法人や士業の事務所で働きたい場合。

その場合は、行政書士の資格をもっていることは、もちろん有利に働きます。
しかし、そのような会社はそもそも募集人数がそこまで多くありません。

なので、資格があるからといって働き口がすぐに見つかるかというと、そんなことはないのです。

私が士業法人に入れたのは、おそらくタイミングがよかったのだと思います。

そもそも行政書士の先生たちは、個人でやってることがほとんどです。
法人化しているところは、少ないのです。

なので、行政書士法人への就職を前提で考えるのは、あまり賢明ではありません。

一般企業に、行政書士枠はない

また、「一般企業の法律家枠があるのでは?」と考えてる人もいるかもしれません。

よく企業内弁護士とかはいますよね。

しかし、「企業内行政書士」なんてものは、私は聞いたことがありません。

もしかしたら、どこかにはいるのかもしれませんが、非常に稀な存在かと。

履歴書にかける

それから、行政書士の資格をとっておけば、「履歴書に書ける」という考えもありますよね。

確かにそれは事実です。
たとえば、自分と同じ経歴で同じような強みのある人間と横並びにされた場合、そこに「行政書士」という資格がプラスされると、あなたが採用される可能性は上がります。
しかし、そのような状況は現実問題そう起こらないですよね。

そもそも、行政書士って、何ができるのかと言われると、法律の知識が一般人よりちょっとあるくらいのものです。
資格を取っただけでは、スキルなんてゼロに等しいのです。

この事実を人事担当が知っていたら、苦労して取得した資格であっても、資格の存在をスルーされる可能性すらあります。
というかそもそも、「行政書士って聞いたことはあるけど、実際どんな資格なのかちゃんと把握してない…」という人事担当も多いはず。

ということで、行政の資格は就職や転職に、ほとんど役に立たないと言えます。

武器として持っていても、あまり使い道がない

行政書士 資格 強み

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でも、資格として持っていると「武器」になるんじゃない?

そんなふうに考える人もいるかもしれません。

確かに、「行政書士の仕事をやってみたい!」と考えているなら、1つの武器として使えます。

資格さえ取得してしまえば、あとは行政書士会に登録さえすればいつでも開業できるので。
これは心強いです(稼げるかどうかは、また別問題ですが…)

しかし、行政書士として働く気持ちがない場合は、当然ですが武器にはなりえません。

英語の資格の場合

これが例えば「英語」であれば、武器になります。

どういうことか?

たとえば、もしあなたが飲食系の仕事をしているとしましょう。

その仕事で、英語を普段使うことがないとします。
そうなると英語できても仕方ないんじゃない?と思うかもしれませんが、そんなことはないんです。

なぜなら、海外の飲食ビジネスに関しての情報を、海外サイトをチェックして人より早く仕入れたりすることができるから。

もしくはネットを利用して海外の飲食関係の人とコミュニケーションをとっていくことも可能になりますよね。
英語を用いて、人脈が広げていくことだってできます。

そんな感じで、英語は「武器」として使えます。

しかし、行政書士は「武器」として使える場面はほぼありません。

もしあなたが法律に関連する業務をやっている場合は別ですが、そうでない場合は本当に全くと言っていいほど使い道はないです。悲しいですが…

私自身も、行政書士としての仕事以外でこの仕事が役立ったことは一回もありません。

せっかく頑張るなら、別のことに時間をさこう

もちろん、

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純粋に法律を学びたい。そのついでに資格を取りたい。

という理由なら、全く問題ありません。

ただ「何かメリットがあるんじゃないか」と期待してしまうのは、微妙だという話。

というのも、行政書士の資格取得は想像以上に大変だからです。

私も勉強を始めた当初は、想像していたより大変だってことに気がついて、途中で諦めようかなと考えたこともありました。。

もしあなたが法学部卒とかならそこまでかもしれませんが、私のように法律初学者だとやっぱりキツいです。

「何かの資格が欲しい」といったような目的だけだと、必要な労力に対してのメリットが少なすぎます。

ただ、ここで勘違いして欲しくないのは、「何かの資格が欲しい」と考えること自体は悪いことではないということ。
むしろ積極的に人生を良くしていこうと動いているわけで、それは素晴らしいことですよね。

しかし何かの資格が欲しいなら、先ほどから例に挙げているような「英語」など、もっとリターンが大きいものに時間を割いた方がずっと意味があるかもしれない、ということです。

あなたのそのポジティブな気持ちを、なるべく無駄にしないように、ということですね。

行政書士の資格が役に立つ人は?

行政書士 役に立つ

では続いて、逆に「行政書士の資格が役に立つ人」についても見ていきましょう。

まあこれは、言うまでもないですよね。
冒頭でも述べたように、行政書士の仕事をやりたい人です。

シンプルですよね。
その理由はなんでもいいと思います。

例えば、

「相続」のお手伝いがしたい

といった感じで、具体的にやりたいことが見えている人もいれば、

・何か人の役に立ちたい
・開業してビジネスをやってみたい

といった多少曖昧な理由しかない人もいると思います。

でも問題ありません。

重要なのは、「行政書士」として仕事をやってみたいかどうか。
そこに興味があるなら、この資格は当然役に立ちます。

まとめ

最後に。

行政書士は、業務を行わないなら取得する意味がほぼない資格ですが、この資格自体をディスってるわけではないです。

私自身、わざわざ必死に勉強して取得しているので。

あなたのやりたいことが叶うのなら、取得する意味は確実にあります。
この資格を取ることで人生が変わっていくはずです。

私自身も頑張って取って良かったなと、心から思っています。
なので、ぜひ躊躇せず、積極的に取りに行ってくださいね!