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自民党、同性愛はスルーでOK【週刊LGBT】

LGBT ニュース
今週最も衝撃的だったニュースは、自民党の、「同性愛者については、人権問題として取り組まなくてよい」これです。2015年を迎えようとしているこの世界で、一体何を言っちゃってるのでしょう。そして、それとは真逆な素晴らしい、カナダのフィギュアスケート選手のカミングアウトも取り上げます。

はい、それでは、2014/12/06〜2014/12/12のLGBTニュースまとめ!

自民党「(同性愛は)人権問題として取り組まなくてよい」

今年もレインボープライド愛媛(性的少数者の人権啓発NPO)が、我々セクシャルマイノリティを代表するかのように、今回の衆院選に向けて、公開質問をやってくれました。ありがとうございます。おかげでショッキングな、日本の現在の政治状況を把握する事ができます。

さて、色々なメディアで取り上げられているように、今回、自民党が「同性愛者?どーでもいいでしょ」という回答を出した事が話題になっています。他の政党は「積極的な取り組みが必要」と答えているのに対し、かなりアグレッシブな態度。「積極的な取り組みが必要」と形だけでも答えられないなんて、断固として同性愛反対をわざわざ表明しているわけで。このご時世で。

各政党の「同性愛」に対する、態度

以下が、今回の質問「人権問題として同性愛者や性同一性障害者らの性的少数者について取り組んでいくことをどう思われますか?」に対する、各政党の回答。

自由民主党 人権問題として取り組まなくてよい
民主党 人権問題として積極的な取り組みが必要だ
維新の党 回答無し
公明党 人権問題として積極的な取り組みが必要だ
次世代の党 人権問題として積極的な取り組みが必要だ
日本共産党 人権問題として積極的な取り組みが必要だ
生活の党 回答無し
社会民主党 人権問題として積極的な取り組みが必要だ
太陽の党 回答無し
新党大地 回答無し

(引用元:2014衆議院議員選挙・各党の回答結果)

もしかしたら、自民党の中にも「おいおいおい、おじさん達、何言っちゃってくれてんすか」って思ってる、政治家もいるかもしれません。でも政党は、こういう回答を出してしまっている。これは多くのセクシャルマイノリティ有権者にとって、意味のある判断材料になるでしょう。回答がない、維新の党、生活の党、太陽の党、新党大地、に関しては、もう“存在しない”政党と考えていいくらい。事情があるかもしれませんが、こういうのはヤル気がないように見えてしまいますよね。

日本の有力政党が「同性愛」を軽んじる理由

日本で一番大きいといっても差し支えない政党が、こんな回答を平気で出してくる。これはもう、おじさん達がLGBTに関して無知であるということの表れかもしれないですが、それと同時に、同性愛者の存在感が薄すぎるのも原因ですよね。私達当事者は、このままの状況で静かにお茶を飲んでる場合じゃない。

「でも私、別に今の生活に不便ないし〜。」こう思う人もいるかもしれません。しかしながら、今も辛い思いをしているかもしれないLGBTの子供達のことを考えると、そんなことを言ってる場合ではない気がします。自分が経験した窮屈さ、それを少しでも子供達・学生達に感じさせない社会にするよう努めることは、意味があること。

カナダのフィギュアスケート選手、エリック・ラドフォードが公式にカミングアウト

そしてこちらは、打って変わって素晴らしいニュース。エリック・ラドフォード選手は、2014年ソチオリンピックで、銀メダルを取っているほどの有名な選手。どうやらゲイである事を隠していたわけではなかったみたいですが、今回正式にカミングアウト。彼のように影響力の大きな人が、ゲイとカミングアウトする事は、本当に大きな意味があると思います。

以下、本人のインタビュー。

“I feel lucky,” Radford said. “I have a big enough voice that what I say can make a difference.”(引用元)

訳すと、「ラッキーなことに、影響を与えられる力を僕は持ってる。」

フィギュアスケートは、“審査”で勝敗が決まるスポーツ。そういった意味でも、自己イメージに関する「ゲイである事」を公にする事は、勇気がいることだったはず。しかし現在の「世界の風潮」が、彼の背中を押したのだと思います。

“It’s letting them know it’s okay, being gay isn’t going to affect your future success.”(引用元)

「若い選手達に知らせたい、ゲイであることは将来の成功に関係ないんだって。」この言葉に励まされる人はたくさんいるでしょう。勇敢なエリック・ラドフォード選手、応援していきたいですね!

      2016/11/09

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