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ブルースシンガーには、多くのレズビアン・バイの女性がいた【Ma Rainey、Bessie Smithなど】

ブルースシンガー レズビアン

こんにちは、音楽大好きmaLucoです。

皆さん、ブルースって聴きますか?

おそらく、普段からブルース聴いてる人って、かなり少ないんじゃないかなって思いますが、せっかくの機会なので、一緒に「初期のブルースの世界」を覗いてみませんか?

タイトルにもある通り、ブルースシンガーの中には、レズビアンやバイの女性が多くいたたんです

「ブルースの母」と言われているMa Raineyや、「ブルースの女帝」と言われているBessie Smithといった、有名なシンガーもバイセクシャル!

ブルースとは?

まずは一曲、ブルースの名曲を、聴いてみましょう。

渋いですよね。情緒あふれてます。

ブルースは、奴隷としてアメリカに連れて来られた、アフリカ系アメリカ人によって生み出された音楽。

労働歌(ワークソング)などから、発展していったと言われています。

主に、ツラい気持ちとか、孤独感とかを、そういったものをギター片手に表現していました。

Ma Rainey(マ・レイニー)

さて、そんな「ブルース」の母と言われているのが、Ma Rainey(マ・レイニー)

音楽をレコーディングするという行為が始まったばかりの頃の時代に、プロシンガーとして活躍していた人。

ちょっとインパクト強めの外見ですが、歌声の素晴らしさで、かなりの人気を得ていました。

男性と結婚しましたが、バイセクシャル。

女性たちとのパーティーを夜な夜な繰り返して、その騒がしさからよく警察に通報されていたそう…笑

上の動画の曲は、そういった出来事からインスパイアされて、できた曲らしい。

Bessie Smith(ベッシー・スミス)

先ほどのMa Rainey(マ・レイニー)をメンターとし、恋人にもなっていたのが、Bessie Smith(ベッシー・スミス)

ブルース界では、かなり有名な人です。

Ma Raineyの「ブルースの母」に対して、Bessie Smithは「ブルースの女帝」と言われています。

レコードも売れまくってます。

ベッシーも男性と結婚しますが、バイセクシャル。

同業の人たちからも評価が高くて、音楽好きならほとんどの人が知ってるであろう、ビリー・ホリデイや、ジャニス・ジョプリンも、ベッシーを尊敬するシンガーとして名前を挙げています。

ちなみに、ビリー・ホリデイもバイセクシャル。

ジャニス・ジョプリンも、バイセクシャル。

他にもたくさん!レズビアン・バイセクシャルのブルースシンガー

上記で挙げた以外にも、レズビアン・バイセクシャルなブルースシンガーは、たくさんいます。

サクッと見ていきましょう。

Ethel Waters(エセル・ウォーターズ)

Ethel Williamsという人とお付き合いしていた、Ethel Waters

二人ともEsthelという名前だったので、「The Two Ethels」というニックネームが付けられていたそう(なんか可愛い笑)

Alberta Hunter(アルバータ・ハンター)

先ほどのEthel Watersと一時付き合っていた、Alberta Hunter

自分のセクシャリティについては、あまり公にしていなかったそう。

Lucille Bogan(ルシール・ボーガン)

性的な歌詞で、結構過激だったらしい、Lucille Bogan

Gladys Bentley(グラディス・ベントレー)

Gladys Bentleyは、ニューヨークのハーレムにある、LGBTの人々がたむろしてた「Clam House」で、活躍してたシンガー。

George Hannah(ジョージ・ハンナ)

George Hannahによるこの曲は、後にLGBTブルースシンガーのスタンダードとなった曲。

まとめ

はいということで、レズビアンやバイセクシャルのブルースシンガーを、ザザっと紹介してきました。

後世にも名が残るシンガーの中に、これだけ多くのレズビアンやバイセクシャルの人がいるとなると、当時のブルースコミュニティーは、わりとオープンな風潮があったのかもしれません(もちろん、隠してた人もたくさんいたとは思いますが)

しかし、こういった風潮も、1950年代のマッカーシズム(アメリカで起きた、反共産主義に基づく社会運動)によって、身を潜めていったようです。
(Gladys Bentleyは、治療によってセクシャリティを変えさせられたとか。かなりイヤな状況だったことが伺えます)

そういった苦難の出来事はありつつも、音楽の世界に、LGBTミュージシャンが多大な貢献をしてきたことは事実

この事実を知ると、私はとても嬉しくなります。

ということで、今後もBiansitaでは、LGBTミュージシャンをたくさん紹介していこうと思います!

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