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妹にカミングアウトしたら、拒絶された話

カミングアウト 家族何年前だろう。確か、私がまだ上京したての頃。

当時、私には好きな女の子がいました。

その子の話を、初めて打ち明けた相手が、妹。

その頃まだ高校生で実家に住んでいた妹は、私が一人暮らしをしていたマンションに、時々遊びに来ていました。私は妹と仲が良くて、となると当然、自分の恋愛話もしたくて。だからある日、思い切って妹に、その子の話を打ち明けてみたんです。

どんな反応が返ってくるか、当時どんな心構えでいたのかは、もう忘れちゃいましたが、それまで誰にも話したことのない「秘密」を打ち明けるってことで、その時は相当勇気を振り絞ったと思います。

初めてのカミングアウトは、拒絶だった。

妹から返って来た言葉は、要約すると「気持ち悪い」でした。

絶望的な気持ちになったこと、良く覚えています。悲しくて悲しくて、仕方なかった。話したら拒絶される可能性もあるってことも、自分は予想していたんだろうけれど、心の隅ではどこかで受け入れてくれるだろうって期待していた部分があったんだと思います。それが、生理的にムリという返し。「友達として好きって気持ちと同じなんじゃないの?」「ただの思い込みなんじゃないの?」お願い、嘘と言って、といった感じ。

その後、妹と会っても、その話はタブーみたいになって、妹との心の距離が、どんどん離れて行くのを感じました。結構辛かったな。

その時はまだ、他の誰にも話していなかったから、拒絶された事自体、誰にも話せず、一人で抱え込むしかありませんでした。

カミングアウト拒絶から10年経った、現在。

カミングアウト 時間
それから、10年近く経ちました。

なんと、現在妹は、私の彼女に月1くらいのペースで会っています。

先月のハロウィンも一緒に遊んだり。誕生日会したり、お花見したりクリスマスパーティーしたり、もう家族みたいに過ごしてます。あの時「気持ち悪い」と拒絶した妹が、普通に私の彼女を受け入れている。

妹は、何一つ悪くなかったんです。ただ知識がなかっただけなんだと思います。同性愛者は異常ではないという事実を、単純に知らなかっただけだった。そして若さゆえに、返す言葉を選べなかった、ということ。

時間が経てば、分かってくれる。

だから言いたいのは、カミングアウトして、一度拒絶されたからといって、諦めないこと。拒絶の理由が、「同性愛」というものへの知識の欠如、というだけの場合が多々あると思うから。突然目の前に現れた「未知のもの」を、即受け入れるというのは、きっとかなり難しいこと。

上手くいかなかったら、時間に身を任せるというのも、賢明な選択。自分の力じゃ上手く出来なくても、月日が変わりに物事を変えてくれる、コレよくある事ですよね!

      2016/11/09

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