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ビアンライフ満喫中の私にも突き刺さった『ボクの彼氏はどこにいる?』

LGBT本 ボクの彼氏はどこにいる現在、 豊島区議会議員をやっている、石川大我さんの著書「僕の彼氏はどこにいる?」

ずっと前から気になってはいたのですが、なかなか手に取らずにいました。

というのも、この本は、LGBTに関する本の中でも、「悩んでいる」人向けに書かれた本だと思っていたので、レズビアンライフ満喫中の自分にとっては、もう刺さるものはあんまりないだろうなあ〜と思っていたからです。

しかし!それは、勘違いでした。

『ボクの彼氏はどこにいる?』ってどんな本?

『ボクの彼氏はどこにいる?』は、一人の少年が、自分がゲイだと気がついてから、葛藤しながらも、徐々に自分を受け入れられるようになるまでの、赤裸々な自叙伝です。

自分がゲイだと周りにバレないように、必死に隠したり、
ノンケ相手に、ヒリヒリするような片思いをしたり、
決死の覚悟でカミングアウトしたり、
インターネットを通して、初めて自分以外のゲイと出会って感動したり、、

どれもこれも、突き刺さる…!

共感の嵐。
ページをめくる手が、止まりません。

「タイガさぁー、 彼女つくんないの?」
「ねぇ、ねぇ、タイガってどんなコがタイプ?」
「芸能人に例えると誰だよ?」
高校生活で繰り返される質問に、相変わらず「浅香 唯」で答える日々

友達の前で、好きでもない芸能人を、好きと言うシーン。

私も、つきたくもない嘘、たくさんついたなぁ…と思い返したり、

ボクの目の前にいる「お目当ての人」は、はずかしそうにしながらも、「幸せいっぱい」といった表情をして

「オレさ、Iさんの友だちのSちゃんと付き合うことになったんだ」
「……」

心臓が締めつけられる、という表現があるが、本当にこのとき、ボクは左胸のあたりをギュッと内側から握られているような苦しさを感じた。

ノンケへの切なすぎる片思いが蘇って、一緒に心臓を締め付けられたり、

まるで、「自分の過去を遡る旅」に出るかのような感覚で、一つ一つのストーリーが、自分の記憶を呼び戻します。

乗り越えてきたけれど、今でも思い出せる、あの「切なさ」「悲しさ」「ツラさ」。
ふぅ〜と息を吐きたくなる。

でも、辛かった思い出だけで終わらないのが、この本のいいところ。

初めてのカミングアウトを経験し、自分を少しずつ少しずつ受け入れていく姿まで、しっかりと描いてくれています。

最後には、行間から輝いてくる、眩しいくらいの、人生への希望。

孤独に闘ってきたからこそ、より強く輝く希望です。

「ああ、レズビアンに生まれてよかったな」と、私も、自分の人生を、抱きしめたくなりました。

石川大我さんってどんな人?

著者の石川大我さんは、日本で初めて公職に選出されたオープンゲイの議員さん。
豊島区を中心に、現役でご活躍されています。
石川大我さん公式サイトに掲載されている、LGBTに関する政策をご紹介。

<石川大我が実現したいこと>
・LGBT(性的マイノリティ)の人々の権利を守ります。
・渋谷区にならい、同性カップルに区独自の証明書を発行します。

<これまでに実現したこと>
・LGBT(セクシュアルマイノリティ)の人権について職員研修を提案し実現。
・としま男女共同参画推進プランの施策に「性的少数者(セクシュアルマイノリティ)の人々への理解の促進」を入れるよう要請し実現。
・豊島区自殺予防対応マニュアルに「性的マイノリティと自殺」記載を要請し実現。
・住民意識調査にLGBTの調査項目を初採用。
・区内の宿泊施設で同性カップルを拒否している違法実態を調査し、区に指導を要請し実現。
・「東京レインボーウイーク」にあわせ、池袋保健所、エポック10でLGBTに関する展示を実現。

(引用元:石川大我 公式ページ

この本を読むと、さらに応援したくなります!

『ボクの彼氏はどこにいる?』まとめ

著者は、1974年生まれで、さらに、この本が出版されたのも、2009年なので、LGBTを取り囲む状況なんかはちょっと古くなってきてはいるものの、今の10代20代が読んでも、響くものがあるはず。とても前向きな気持ちになれると思います。

悩める人も、私のように乗り越えきってる人も、、すべてのセクシャルマイノリティの方にお勧めできる一冊です。

      2018/10/11

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